オーストリア人が選ぶオーストリアの最も美しい場所

ルネサンス様式のランツクロン城は、オーストリアで最も印象的な城の 1 つです。 オシアッハ湖とフィラッハ渓谷の間に位置し、カラヴァンケン山脈の素晴らしい景色が印象的です。発掘品から紀元前9世紀にはすでにこの城砦はあったと証明されています。この地方のランドマークのひとつのランツクロン城は、春から秋にかけての絶好の行楽地です。素晴らしいグルメレストランと猛禽類のショーが見どころです。猛禽類センターは、国際的に認められた保護センターであると同時に、観光客を惹きつけてやみません。

フリーデンスキルヒェル（Friedenskircherl）」（文字通り、平和のチャペル）は、詩人に感動を与え、訪問者を慰め、ハイカーに天国にいるかような思いをさせてくれます。120年前、海抜1.898メートルに建てられたこの教会は、宗教の違いを超えて人々をひとつにすることを目的としていて、この礼拝堂は、どの宗教団体にも奉献されたことはありません。

駐車場から 30 分ほど歩くと、指定建造物に指定されているフリーデンスキルヒャールがあります。 平和のチャペルは文字通り岩肌に突き刺さっており、小さなテラスからの眺めは圧巻です。 グレーブミングと周囲の山の景色を見渡すと、思わず足を止めたくなるところです。この周辺地域にはホーエ・タウエルン、ニーデレン・タウエルン、ゲゾイゼ、ダッハシュタインの有名な山や高原など、見どころがたくさんあります。

絵のように美しいヨーロッパ自然保護区「ヴィーゲンゼー」には、標高約2,000mのユニークな湿原があります。パルテネン（Partenen）の高台にあるフェルウォール（Verwall）の野生の山々の景観に抱かれたこの地域は、フォアアールベルク州で最も貴重な湿原生息地のひとつで、草やコケが湖岸から水面に成長し、時間の経過とともに密集したネットワークを形成しています。 揺れる芝生としても知られるこの植物相は安定して群生しているように見えますが、そうではありません。 湿原の敏感な植物を破壊する可能性があるため、湖岸エリアへの立ち入りは固く禁じられています。 そのため、ハイカー用に特別に遊歩道が設けられています。

シュタイヤマルク州南西部の中心部を流れる急流シュヴァルツバッハ川のほとりにある、ガタガタ音を立てて回るユニークな水車、シュトルツミューレ「Strutz-Mühle」が選ばれました。何千時間もかけて、 昔のオリジナルの部品を利用して復元されたロマンチックな水車は、まさに田舎の原風景です。この水車は150年以上の歴史を持つ貴重な文化財です。

愛情を込めて修復された150年の歴史を持つシュトルッツ・ミューレの製粉所では、昔の小麦粉の作り方を見学したり、自分でパンを焼いたりすることができます。周辺には、ほとんど手付かずのブナやトウヒの森が広がり、ホワイトスルム谷の貴重な自然風景は、美しい ハイキングルートやテーマ トレイル 、魅力的な水の世界とともに人々を魅了しています。

オーストリアの西部、フォアアールベルク州のブランドナータール渓谷 (Brandnertal) の奥に位置するリューナーゼー湖は、標高1,970mの山間の湖で、ラティコン山脈のターコイズ ブルーの宝石と言われています。現在はオーストリア西部で最大の人造湖の 1 つです。 山頂や連なるごつごつした岩山だけではなく、なだらかな緑の牧草地が湖を縁取っています。 太陽が輝いていると、透き通った水が素晴らしいターコイズに輝きます。

湖の周囲を1時間半かけてハイキングしたり（小さなお子様にも最適）、登山ツアーでより高いところへ登ったり。 登山ツアーキルヒリスピッツェン山やシェサプラーナ山への登山ツアーに参加するのもいい。 釣り湖でニジマスやホッキョクイワナを釣ることもできます。

シーダーヴァイアー湖 (Schiederweihersee) は、オーバーエステライヒ州のシュトーダータール渓谷 (Stodertal) にある人造湖です。渓谷の「真珠」として知られるこの湖は、のどかな環境、多くの固有魚が生息する透き通った水、周囲の山々、シュピッツマウアー（標高2,446m）とグローサー・プリエル（標高2,515m）の息を呑むような眺めが特徴です。この地域は、夏でも冬でも、様々な簡単なハイキングコースで散策することができます。

海抜1,656mの盆地にあり、印象的な山々の峰々に囲まれたケルバー湖は、比類のないすばらしい環境を誇っています。湖の水深が最深部で8メートルあり、水温は夏でも14°Cしかありません。湖の周辺にはホテル以外の建物はなく、住んでいる人がいない、まさに外界から隔絶された隠れ里です。

まるでタイムスリップしたかのよう：2008年まで、チロルにあるこのユニークな渓谷には徒歩でしか行くことができず、道路が通っていないオーストリア最後の人が住んでいる渓谷という称号を誇っていました。今日でも、ここの大部分の場所は、車が乗り入れられません。44人の地元の人たちだけが道を使うことを許されています。絵のように美しいアントニウス礼拝堂 (Antoniuskapelle) へ行くには、282段の階段を上らなくてはなりません。

フォルマリン湖は、その深い紺碧の湖水のために、神秘的な雰囲気を醸し出しています。背景には険しいローテ・ヴァント（赤岩壁）山があり、美しいコントラストを成しています。海抜1793mに位置する湖へは、有料道路を利用するか、徒歩で行くことができます。

初めてグリューナーゼー湖の写真を見た人は、とても現実のものとは思えないという印象を受けるでしょう。美しくエメラルドグリーンにきらめく透き通った湖水。その透明な水を通して、水中には今も使われているベンチや橋が見えるかも知れません。その訳は、冬には完全に湖が消滅し、また春の雪解けの季節になると、いつもの水深10メートル程の湖に再び戻るからです。