オーストリア旅行の50音表
旅のキーワード

オーストリア旅行といえば!のキーワードを観光のヒントにご活用ください。

オーストリアを観光するうえで欠かせないキーワードを50音(実際は46音)の順に並べました。旅のインスピレーションにご活用ください!

※この記事は、2024年夏にオーストリア観光公式Xで実施したキャンペーン「#オーストリア旅行といえば」で皆さまから頂戴したポストを基に構成しました。

【あ】アルプス

国土の3分の2を占めるアルプス山脈。夏はハイキング、冬はスキーを楽しみに世界中から観光客が集まります。運が良ければマーモットなどの野生動物やエーデルワイスにも出合えるかも。

【い】イースター

キリストの復活と春の芽吹きを祝う祭り。街の広場や庭園にはカラフルなイースターマーケットが立ちます。色とりどりの卵遊びや伝統的なイースター料理も楽しみです。

【う】ウィーナーシュニッツェル

細かいパン粉をまぶして揚げた仔牛肉のカツレツで、イタリアのミラノ風カツレツをラデツキー将軍が持ち帰ったのが起源といわれています。レモンを絞ったりスグリのジャムを添えたりして楽しみます。

【え】エーデルワイス

オーストリア・アルプスを象徴する高山植物。その愛らしさは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』に歌われて全世界的に有名になりました。

【お】音楽

ハプスブルク家や貴族の庇護のもと、モーツァルトやベートーヴェン、シューベルト、シュトラウス一家など多くの作曲家が活躍しました。彼らが暮らしていた家や名曲が初演された劇場は枚挙に暇がありません。

【か】カフェ

ユネスコ無形文化遺産に登録されているウィーンのカフェ文化。優雅なインテリアに囲まれ、数十種類にもおよぶコーヒーとスイーツをお楽しみください。

【き】きよしこの夜

ザルツブルク郊外のオーベルンドルフで1818年に初演されたクリスマスキャロル。オーストリア人にとって特別な歌で、伝統的にはクリスマスイブにのみ歌われます。

【く】クリムト

19世紀末~20世紀初頭に活躍したグスタフ・クリムトは、ウィーン世紀末芸術のリーダーでした。黄金時代の傑作『接吻』はウィーンのベルヴェデーレ宮殿に展示されています。

【け】ゲミュートリッヒカイト

「心地よさ」や「居心地の良さ」を意味し、オーストリア人が大切にしている概念。カフェでの一服、夏のテラスでのひととき、温泉に浸かってホッと一息つく瞬間などが、「ゲミュートリッヒカイト」です。

【こ】古城

オーストリアには多くの古城や宮殿が点在し、観光名所として訪れる人々を魅了するだけでなく、多くはホテルとしても運営されています。

【さ】サウンド・オブ・ミュージック

1965年公開のアメリカ映画。美しい歌声が舞台となったザルツブルクと近郊のアルプス山脈に響き渡ります。ロケ地をめぐるツアーも人気。

【し】塩

かつて海の底だったアルプス、特にザルツカンマーグート(湖水地方)は7000年前から塩を産出し、地域一帯およびザルツブルクに莫大な富をもたらしました。一般公開されている塩坑は3カ所あります。

【す】スイーツ

ザッハートルテやアプフェルシュトゥルーデルといった定番のケーキから、エスターハージートルテやリンツァートルテといった地方の名物まで種類豊富です。

【せ】セアヴス

オーストリアはドイツ語圏ですが、「こんにちは」は「グーテン・タック」とは言わず、「グリュース・ゴット」、親しい仲間内では「セアヴス」と挨拶します。

【そ】ソーセージスタンド

街角の屋台で、ソーセージやレバーケーゼ(お肉のはんぺん)とパンを立ったまま手軽に食べます。チーズの粒が入ったケーゼクライナーはオーストリア発祥のソーセージです。

【た】待降節

クリスマスを迎える準備期間で「アドヴェント」といいます。各地でクリスマスマーケットが開かれ、グリューワインで身体を温めるのが楽しみです。コンサートも多く開催されます。

【ち】治安

オーストリアは治安が良く、女性が一人でも安心して旅行できる国です。ただし最低限の警戒心は常に持ち、危ない場所や物には近寄らないようにして、旅行をお楽しみください。

【つ】ツィター

オーストリアやドイツ南部の楽器で、小さい琴のような形。映画『第三の男』のテーマや、ヨハン・シュトラウス2世『ウィーンの森の物語』に登場します。

【て】鉄道

オーストリアの鉄道網は発達しており、国内はもとより近隣諸国への移動も便利です。蒸気機関車や山岳鉄道などの個性的な鉄道も各地にあります。

【と】ドナウ川

オーストリア北部を西から東に流れる大河で、ヨハン・シュトラウス2世の『美しく青きドナウ』は第2の国歌とされています。世界遺産のワッハウ地域を行く観光クルーズも人気です。

【な】夏の音楽祭

7・8月は劇場は休業ですが、代わりに各地で音楽祭が開催されます。ザルツブルク音楽祭、グラフェネック音楽祭、ブレゲンツ湖上音楽祭、サンクト・マルガレーテン採石場オペラなどが代表的です。

【に】肉料理

肉と乳製品と小麦粉を大量に使うのがオーストリア料理の特徴。牛肉のウィーナーシュニッツェルやターフェルシュピッツ、豚肉のシュヴァインスブラーテン、鶏肉のバックヘンドルなどが代表的です。

【ぬ】抜け小路

ウィーンやザルツブルクといった古い街は、建物のあいだを縫うように細い路地が張り巡らされています。秘密の通路のようで迷子になりそうですが、それも街歩きの楽しみです。

【ね】ネイバーズ

オーストリアは海のない内陸国で、スイス、ドイツ、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、スロヴェニア、イタリア、リヒテンシュタインの8つの隣国(ネイバー)と国境を接しています。

【の】ノーカンガルー

オセアニアの某大国と間違われがちなオーストリア。「オーストリアにカンガルーはいません(No Kangaroo in Austria)」と書かれたTシャツやシールが定番のお土産物です。

【は】ハプスブルク家

650年間、ウィーンを拠点にヨーロッパの大部分と一時は南米までも支配した王家。世界の文化、政治、歴史に多大な影響を与えました。

【ひ】ビール

オーストリアはビールの個人消費量が世界第2位。ブルワリーも各地にあります。国内最大のビールメーカーであり1492年創業の「シュティーグル」のビールは、あのモーツァルトも味わいました。

【ふ】フランツ・ヨーゼフ1世

実質最後のハプスブルク皇帝で、悲劇の皇妃エリザベートの夫。長期にわたり国を治め、ウィーンで見られる街並みの多くはフランツ・ヨーゼフ治世下に形成されました。

【へ】ベートーヴェン

ドイツ出身ですが、22歳から56歳で亡くなるまでウィーンで暮らしました。特にハイリゲンシュタットは、「犬も歩けばベートーヴェンに当たる」というくらいゆかりの地だらけです。

【ほ】ホイリゲ

ウィーンやニーダーエステライヒ州のワイナリーに併設された居酒屋のことで、自家製ワインと素朴な料理を楽しめます。特に秋の新酒のシーズンは大賑わいです。

【ま】マリア・テレジア

「女帝」「国母」と慕われる、18世紀ハプスブルク家の女大公。その統治は国の近代化に大きく寄与しました。オーストリア随一の観光名所シェーンブルン宮殿は、マリア・テレジア時代のものです。

【み】湖

アルプスの氷河が溶けて形成された湖が点在しているオーストリア。特にザルツカンマーグート地方が有名で、古くから避暑地として人気です。

【む】無料入場

オーストリアの多くの美術館や観光名所では、特定の日に入場料が無料になることがあります。情報を集めてお得に観光をお楽しみください!

【め】メランジュ

もっとも一般的なコーヒー。エスプレッソにスチームミルクを加えたもので、カフェラテに似ています。日本でウィンナコーヒーと呼ぶ生クリームを浮かべたコーヒーは「アインシュペナー」といいます。

【も】モーツァルト

出身地であるザルツブルクは街がモーツァルト一色と言っても過言ではありません。ザルツブルク大司教と喧嘩別れした後は、死ぬまでウィーンで暮らしました。

【や】ヤウゼ

小腹が空く午後4時頃に食べる塩っぱい系の軽食。木の板にハムやベーコン、スプレッドを並べ、パンと一緒に食べる「ブレットルヤウゼ」はアルムヒュッテ(山小屋)やワイン居酒屋などで提供されています。

【ゆ】ユーゲントシュティール

ドイツ語圏のアールヌーヴォーで、美しい曲線と装飾が特徴です。19世紀末~20世紀初頭のウィーンで花開き、建築家オットー・ワーグナーやデザイナーのヨーゼフ・ホフマンが代表的な人物です。

【よ】ヨハン・シュトラウス2世

ウィンナーワルツを数多く作曲し、ウィーンの社交界において非常に重要な役割を果たしました。元日のウィーンフィルのニューイヤーコンサートはシュトラウス一族の曲を中心に構成されます。

【ら】ラードラー

ビールとレモネードを混ぜた爽やかな飲み物。ラードラーとは「自転車乗り」のことで、サイクリングで乾いた喉を潤すのに最適、という意味が込められていますが、飲酒運転は御法度です。

【り】リング通り

フランツ・ヨーゼフ1世の時代、もともとウィーンの中心街を取り囲んでいた城壁を取り崩して造られた環状道路。この内側をウィーン旧市街(または歴史地区)と呼び、見どころの大部分が集まっています。

【る】ルントライゼ

ハンガリー・チェコや、ドイツ・スイスと一緒にパッケージツアーに組み込まれることの多いオーストリアですが、実は東西に長い国土に多様な自然と文化が息づく見どころ満載の国です。次回は他国と組み合わせた駆け足ツアーではなく、オーストリア1カ国をゆったりとルントライゼ(周遊旅行)してみてはいかがでしょうか。

【れ】歴史

古代ローマ人の入植、ハプスブルク家の支配、そして共和制になった現代に至るまで、長く多様な歴史を歩んできたオーストリア。その現場は、今も各地に残っています。

【ろ】ロート・ヴァイス・ロート

オーストリアの国旗は横長の赤(ロート)・白(ヴァイス)・赤(ロート)。特に赤は、オーストリア航空をはじめ至るところにテーマカラーとして使われています。

【わ】ワルツ

ウィーンの社交界で発展した舞踊。優雅な旋律と三拍子に合わせて回転する動きが特徴です。1・2月は舞踏会のシーズンで、業界団体ごとに開催され、観光客も基本的なルールやドレスコードさえ守れば参加可能です。

【を】ウォーキングツアー

環境先進国を標榜するオーストリアは、ほとんどの都市に徒歩で観光するツアーが設定されています。アルプス地方ではハーブを摘みながら歩くツアーなどもあります。

【ん】ワイン

他国に比べて生産量は少ないながらも、高品質で名を馳せるオーストリアのワイン。特にドナウ川沿いとウィーン郊外、ブルゲンランド州にぶどう畑とワイナリーが点在し、ワインをテーマにしたツアーも人気です。

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