ウィーンの劇場、コンサートホール

ウィーン国立歌劇場やウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの会場・楽友協会ホールなど、ウィーンには世界に誇る劇場やコンサートホールがあります。

ウィーン国立歌劇場
1869年5月25日、皇帝フランツ・ヨーゼフI世臨席のもと「ドン・ジョヴァンニ」の上演によってこけら落としが行なわれた。第2次世界大戦で爆撃を受 け崩壊したが、1955年11月、ベーム指揮の「フィデリオ」上演で再開。総監督にマーラー、R・シュトラウス、ベーム、カラヤン、マゼールなどが就任してきました。2002年~2010年まで小澤征爾氏が音楽監督に就任。舞踏会シーズンの頂点を極める「オペラ座舞踏会」の会場でもあります。

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館内ガイドツアー


フォルクスオーパーウィーン
1898年に皇帝フランツ・ヨーゼフI世の即位50周年を記念して建てられ、おもに演劇用として使われていましたが、20世紀に入るとオペラやオペレッタの上演も行われるようになりました。現在はオペレッタやドイツ語によるミュージカルが上演されています。
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ウィーン楽友協会
ウィーン楽友協会 (通称 ムジークフェライン Musikverein)は1812年に設立され、建物はデンマークの建築家テオフィル・ハンセンによって1870年に完成。
黄金に輝くゴールデナー・ザール(大ホール)は、世界で最高の音響効果をもつコンサートホールとして有名で、元旦のウィーン・フィルのニューイヤーコン サート会場です。小ホールは「ブラームス・ザール」などがあります。資料室・図書館は、ウィーンで活躍した音楽家達の遺品や直筆楽譜、書簡、肖像画など貴童な資料を所蔵しています。

コンツェルトハウス
1913年に完成した世紀末様式の建物のなかに、大ホール、モーツァルトホール、シューベルトホールルの3つのホールがあります。ウィーン交響楽団の本拠地です。歴史的 に現代音楽の演奏に積極的なことで知られ、ストラヴィンスキー、バルトーク、ベルク、ヴェーベルンらの作品のウィーン初演が行われました。

ムート MuTh
ウィーン少年合唱団のコンサートホールとして2012年にオープンしまし¥た。アウガルテン宮殿の敷地内にあります。

アン・デア・ウィーン劇場
「ウィーン川沿いの劇場」の意。(現在、川は地下を流れている)1801年落成。ウィーンに現存する劇場としてはいちばん古く、しかも現在も使用されてい る歴史的建築物。ベートーヴェンの「フィデリオ」が初演されました。ナッシュマルクト(市場)側の正面入口から見て建物の右側、ミレッカー通りに童子に囲まれ て笛を吹くパパゲーノの彫刻のついた門があります。
モーツァルト生誕250周年を機に、オペラハウスとなり、オペラや音楽会が上演されています。2024年10月に全面改修の後、リオープンし、新たな輝きを放っています。

カンマーオーパー
国立劇場連盟やウィーン市劇場連盟に属さない私的機関。小規模のオペラ、オペレッタ、珍しいレパートリー、夏季のシェーンブルン宮殿・庭園でのオペレッタやオペラなど、ユニークなプログラムで知られています。

ライムント劇場
ウィーン民衆劇の作者・俳優であったフェルディナント・ライムント(1790〜1836)の名前を冠しています。現在はミュージカル専用劇場となっています。

ロナッハー劇場
1872年にウィーン市により建てられたが火災に遭い、1886年バラエティショーを主とする劇場として再開。現在はミュージカル専用劇場です。

ブルク劇場
栄光の帝国時代、ウィーンのリンク通りに1888年10月14日にオープンした豪華な宮廷劇場は、現在ブルク劇場と呼ばれ、演劇が上演されています。ウィーンっ子たちに「ブルク」と呼ばれ、広く愛されているブルク劇場の天井はクリムトによって描かれています。

王宮(ホーフブルク)
1278年から1918年まで続いたハプスブルク家の王宮。大小の豪華な広間は国際会議やコンサート、舞踏会の会場に利用されています。宮廷礼拝堂では毎日曜日と宗教的祭日のミサで、ウィーン少年合唱団が歌います。

シェーンブルン宮殿
ハプスブルク家の夏の離宮。敷地内のオランジェリーにて毎日宮殿コンサートが開かれています。そのほか野外でウィーンフィルの夏のコンサートなど、音楽イベントが行われています。また、宮廷劇場として、マリオネット劇場もあります。

アウアースペルク宮殿
1707年に建てられた典型的な貴族の城館。1786年、モーツァルトの「クレータの王イドメネーオ」が演奏会形式で私的に上演されまし。オペラ「ばらの騎士」のオクタヴィアンのモデルとなったヴェルツ伯爵はこの城館に住んでいました。現在はコンサートや催し物会場となっています。

その他様々な宮殿や音楽記念館、博物館などで常時音楽会は開かれています。

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