映画『ザッハトルテ』ロケ地ガイド
ウィーンの甘酸っぱい恋物語
あらすじ
ベルリンに住むカールは、ウィーンから来ていたニニと出逢い、束の間のデートをして運命の相手だと確信するが、別れ際にもらった電話番号をなくしてしまい途方に暮れる。「毎年、自分の誕生日には午後3時にカフェ・ザッハーでザッハートルテを食べて祝う」というニニの言葉を唯一の手掛かりに、カールはベルリンからウィーンへ引っ越して、毎日3時にカフェ・ザッハーで彼女を待つことに。ある日、Wi-Fiを借りに入ったカフェで、オーナーのミリアムと言い争いになり……。
(配信:Amazon Prime Video)
ウィーンを代表する五つ星ホテル、ホテル・ザッハー。ウィーン国立歌劇場のすぐ裏手、フィルハーモニカ通りに位置する。えんじ色のユニフォームに身を包んだドアマンは、ウィーンの景色に欠かせない存在。
映画では入口、フロント、ロビーが頻繁に登場。サバリッシュさんが住んでいる、フランツ・ヨーゼフ1世の肖像画が掛かった部屋は、もっとも豪華な「グランド・シグニチャー・スイート」。
正面玄関側の回廊や、内部のホワイエ、客席が登場。ほぼ日替わりでオペラやバレエを上演している。7~8月は休業。舞台裏まで見られるバックステージツアーがオススメ。
ビッツィンガー・ソーセージ・スタンド (Bitzinger)
ウィーン国立歌劇場の隣りにある、有名なソーセージスタンド。終演後にここでソーセージを食べるのがオペラ通の粋とされているが、いつ食べても美味しい。ソーセージの種類が豊富で、ウィーンらしいのはチーズの粒が入った「ケーゼクライナー」。
ロマンチックなそぞろ歩きにぴったり。
カールが好きな映画『ビフォア・サンライズ』にも登場した橋。地下鉄と歩行者用の橋が立体交差するのが珍しい。地下鉄の橋は、1900年にユーゲントシュティール建築の大家オットー・ワーグナーの設計で建てられた。
プラーター公園にある、ウィーンのシンボル。1897年、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念して建てられた。こちらも『ビフォア・サンライズ』に登場。
国立歌劇場やホテル・ザッハーを見渡せるテラス。こちらも『ビフォア・サンライズ』で印象的だったロケ地。
1867年設立のスケート場。面積は6000平方メートルあり、プロ・アマチュア問わず多くの人が滑りに訪れる。
ウィーン歴史地区の中心部にある老舗カフェ。作家のトーマス・ベルンハルトが常連だったことで有名。食事もできる。
カールとミリアムが屋外でアジア料理を食べるシーンで登場。ウィーン最大の市場。