映画『ザッハトルテ』ロケ地ガイド
ウィーンの甘酸っぱい恋物語

ウィーンが舞台となった、2022年秋のラブコメ『ザッハトルテ』の主なロケ地をご紹介します。※ネタバレなし

あらすじ

ベルリンに住むカールは、ウィーンから来ていたニニと出逢い、束の間のデートをして運命の相手だと確信するが、別れ際にもらった電話番号をなくしてしまい途方に暮れる。「毎年、自分の誕生日には午後3時にカフェ・ザッハーでザッハートルテを食べて祝う」というニニの言葉を唯一の手掛かりに、カールはベルリンからウィーンへ引っ越して、毎日3時にカフェ・ザッハーで彼女を待つことに。ある日、Wi-Fiを借りに入ったカフェで、オーナーのミリアムと言い争いになり……。

(配信:Amazon Prime Video

ホテル・ザッハー

ウィーンを代表する五つ星ホテル、ホテル・ザッハー。ウィーン国立歌劇場のすぐ裏手、フィルハーモニカ通りに位置する。えんじ色のユニフォームに身を包んだドアマンは、ウィーンの景色に欠かせない存在。

映画では入口、フロント、ロビーが頻繁に登場。サバリッシュさんが住んでいる、フランツ・ヨーゼフ1世の肖像画が掛かった部屋は、もっとも豪華な「グランド・シグニチャー・スイート」。

カフェ・ザッハー

カフェ・ザッハーはホテル・ザッハーの中にあるが、カールが案内されたとおり、ホテルとは入口が別なのでご注意を。オリジナル・ザッハートルテが名物のカフェで、いつ行っても混んでいるので、開店直後がオススメ。カールが注文したのはザッハートルテとメランジュ(泡立てミルクを入れたエスプレッソ)、サバリッシュさんは生クリーム入りのアインシュペナー。ホテル内に、お土産用のザッハートルテを買えるショップもある。

元祖を巡って訴訟騒ぎになったという伝説のケーキ、ザッハートルテについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

ウィーン国立歌劇場

正面玄関側の回廊や、内部のホワイエ、客席が登場。ほぼ日替わりでオペラやバレエを上演している。7~8月は休業。舞台裏まで見られるバックステージツアーがオススメ。

ビッツィンガー・ソーセージ・スタンド (Bitzinger)

ウィーン国立歌劇場の隣りにある、有名なソーセージスタンド。終演後にここでソーセージを食べるのがオペラ通の粋とされているが、いつ食べても美味しい。ソーセージの種類が豊富で、ウィーンらしいのはチーズの粒が入った「ケーゼクライナー」。

ドナウ運河の遊歩道(Badeschiff付近)

ロマンチックなそぞろ歩きにぴったり。

Aromat

ミリアムが経営するケーキ店として登場したが、本当はガレットとクレープの専門店。

トラム

ウィーンの足。走行音からビム(Bim)という愛称で親しまれている。

ウィーン大学図書館

カールがWi-Fiを使うために入り浸った図書館。ウィーン大学は1365年に設立された名門。図書館を含めたキャンパス内には一般の人も入れる。安くて美味しいメンザ(学食)は観光客にも人気。

地下鉄U4線の橋 (Zollamtssteg)

カールが好きな映画『ビフォア・サンライズ』にも登場した橋。地下鉄と歩行者用の橋が立体交差するのが珍しい。地下鉄の橋は、1900年にユーゲントシュティール建築の大家オットー・ワーグナーの設計で建てられた。

ウィーン大観覧車

プラーター公園にある、ウィーンのシンボル。1897年、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念して建てられた。こちらも『ビフォア・サンライズ』に登場。

アルベルティーナ美術館のテラス

国立歌劇場やホテル・ザッハーを見渡せるテラス。こちらも『ビフォア・サンライズ』で印象的だったロケ地。

スケート場 (Wiener Eislauf-Verein)

1867年設立のスケート場。面積は6000平方メートルあり、プロ・アマチュア問わず多くの人が滑りに訪れる。

カフェ・ブロイナーホフ

ウィーン歴史地区の中心部にある老舗カフェ。作家のトーマス・ベルンハルトが常連だったことで有名。食事もできる。

ナッシュマルクト

カールとミリアムが屋外でアジア料理を食べるシーンで登場。ウィーン最大の市場。

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