ウィーンの3日間

ウィーンで過ごす3日間モデルコース

ウィーンで3日間過ごすとしたら、どのように観光スポットを巡ればウィーンらしさを体験できるでしょうか? 豪華な宮殿、壮大な教会、ミュージアム、ドナウ川観光、音楽鑑賞、自然、グルメ・・・楽しみ方は無数です。ここではモデルコースを挙げながら、ウィーンの過ごし方をご紹介します。

ウィーンの一日目
午前中 - 旧市街の散策

ウィーン国立歌劇場: 世界有数のオペラ座で、最高のオペラを第一級の演出で鑑賞できます。
アクセス: 地下鉄U1かU4でカールスプラッツから徒歩数分

● アルベルティーナプラッツのツーリストインフォメーションを訪ね、72時間のヴィエナ・シティカードを購入しましょう。

● ウィーンのシンボル、シュテファン大聖堂を訪ねる。建設は12世に開始されました。今日、オーストリアで最も重要なゴシック建築一つ。
観光馬車、フィアカーで中心街を巡るのもお勧めです。

昼: アルベルティーナ美術館のレストラン Do & Coで ランチ。ツーリストインフォメーションの反対側にあります。美術館を利用しなくてもレストランに入れます。
 

午後 - 美術鑑賞

ウィーンの有名な美術観、博物館を一つか二つ訪れてください。
以下のミュージアムの他、2018年ウィーンモダニズムに関して様々な特別展が開かれています。

アルベルティーナ美術館:世界最大にして、最も貴重なグラフィックアート・コレクション。例えば、デューラーの「野ウサギ」などの作品や、クリムトの女性画研究で有名。

ウィーン美術史博物館:ハプスブルク家の膨大なコレクションを所蔵しています。ブリューゲルの世界最大コレクションが有名。2018年は階段ホールのクリムトの壁画が間近で観賞できる、クリムトブリッジが9月2日まで設置されています。

ミュージアム・クォーター : ミュージアム・クォーター(MQ)は、世界最大の文化地区の一つです。 レオポルド美術館では「エゴン・シーレ。表現主義と叙情詩」展 を11月4日まで開催。

ベルヴェデーレ: クリムトの有名な絵画「接吻」があります。

夕食:ミュージアム・クォーターにあるレストランの一つ「グラシス・バイスルGlacis Beisl」で。

ナイトライフ

● MQのすぐそばにある25時間ホテルズの最上階のバーは街のすばらしい眺望自慢で、特に夏季にはお勧めです。テラス席は非常に人気があり、店内の雰囲気も最高です。

● リング通りにあるバーベンベルク・パサージュに。ここは、もう使われなくなった歩行者用地下通路に作られた特別なクラブで、今やウィーンで最も有名なディスコの一つです。

ウィーンの二日目
午前中 - 世界遺産シェーンブルン

シェーンブルン宮殿を見学しましょう。マリア・テレジアが統治していた間、ここは夏の離宮で華やかな宮廷生活で輝いていました。日本語のオーディオガイドをご利用ください。
アクセス:地下鉄U4のカールスプラッツから、ヒュッテルドルフ行の電車に乗って、シェーンブルン駅下車。

昼:敷地内にあるカフェレストラン レジデンツでランチ。皇帝フランツ・ヨーゼフのお気に入りだった料理ターフェルシュピッツやウィーナーシュニッツェル、自慢の各種コーヒーとアプフェルシュトゥルーデルなど、皇室の美味をお届けします。

午後

分離派会館(セセッシオン)を訪問。1896年、グスタフ・クリムト以下数名のアーティストたちが保守的な美術家協会を脱退し、セセッシオン(分離派)の名のもとに、新しい芸術協会を結成しました。
アクセス:ウィーン国立歌劇場から歩いて行けます。

● ナッシュマルクト:ナッシュマルクトはウィーンで一番有名な市場で、120もの店や屋台、レストランがあり、ウィーン料理用の食材からインド、ベトナム、イタリアに至るまで、幅広い多種多様な食材を扱っています。
アクセス:ナッシュマルクトの店は、セセッションの向かい側から始まります。

夕食:ナッシュマルクトのレストランでどうぞ。テワTewaは 新鮮でオーガニックな食材を使用しています 。ノーチラスNautilusは海鮮料理レストラン。

夜のイベント

ウィーン楽友協会のコンサート: 楽友協会(ムジークフェライン)はウィーンの音楽文化の中心として、世界中の音楽ファンに知られています。レギュラーコンサートのウィーン・モーツァルト・オーケストラは、ウィーンの有名のオーケストラや、室内音楽アンサンブルの演奏者が集まって、1986年に創設されました。

ウィーンの三日目
午前中 ー リング通り

● ウィーン・リングトラム:シュヴェーデンプラッツからウィーン・リングトラムに乗って、リング通りをぐるりと回って通り沿いのすばらしい建物や景観を楽しみましょう。
乗り場へのアクセス:カールスプラッツから地下鉄U1かU4に乗り、シュヴェーデンプラッツで下車。ウィーンの交通の詳しくは

● 市立公園:写真撮影に人気の黄金のヨハン・シュトラウス像があります。
アクセス:シュヴェーデンプラッツから市電2番で、 ヴァイブルクガッセWeihburggasse 下車。

● ヘルデンプラッツ:ウィーンで最も重要で歴史的な広場の一つです。ヘルデンプラッツはリング通りと王宮の間に位置し、さまざまなイベントの会場になります。
アクセス:市立公園前のヴァイブルクガッセから市電2番でブルクリング下車

昼:

ヘルデンプラッツから歩いてすぐのパルメンハウスでランチ。この建物は恐らく今まで建てられたものの中で、最も美しいユーゲントシュティールのグリーンハウス(温室)でしょう。
午後

プラター公園の大観覧車:遊園地には250ものさまざまな屋台やアトラクションがあります。
アクセス:地下鉄U1のレオポルドアウ行に乗車し、プラターシュテルンで下車。

夕食:

ホイリゲ・マイヤー。この伝統あるホイリゲ(ワイン醸造所兼居酒屋)は、1683年以来最高のウィーン・ワインを製造しています。ここのアパートでは、ルードヴィッヒ・ファン・ベートーヴェンが交響曲第9を作曲しています。
アクセス: 地下鉄U4のハイリゲンシュタット行に乗車し、ハイリゲンシュタットで下車。バス38A番カーレンベルク行に乗り、フェルンシュプレッヒアムト Fernsprechamtで降りる。

ホテル・ソフィテル・ヴィエナのバー: 18階にあるレストラン ダス・ロフトで夜景を楽しみながら一杯。この革新的なレストランは、国際派の方には最高のスポットです。
アクセス:シュヴェーデンプラッツから歩いてすぐ。

ウィーンで食べたいものベスト10

1 ウィーン風クラシック・ビーフスープ

インターナショナルな料理には、みな多様なスープのレシピがあります。しかし、その中でスープがメインとして出てくるのは、ウィーン料理だけです。クラシック・ビーフスープは、みんなの揺るぎないお気に入りです。

2 ウィナー・シュニッツェル

ウィナー・シュニッツェルは、パン粉を付けてフライにした、仔牛のカツレツです。この美味しい料理のレシピは、18世紀以来料理の本に載っています。今日、この料理は、オーストリアのずば抜けて優秀な郷土料理となりました。 

3 クラシック・タッフェルシュピッツ

近年のウィーン料理では、豚肉がお馴染みになっていますが、タッフェルシュピッツ(茹でた牛の臀部のフィレ)のように、牛肉料理にも長い伝統があります。

4 バックヘンドル

Backhendl(パン粉を付けてフライにしたチキン)は、有名なウィーン料理です。19世紀の初めのビーダーマイヤー時代、Backhendlは富を象徴する料理でした。

5 フィアカー・グーラッシュのソーセージ添え

元々、「グーラッシュ」は、ハンガリーの伝統料理です。その昔、ハンガリーの軍隊がオーストリアに移動した(駐屯した?)ことにより、グーラッシュもまたオーストリア料理のレパートリーになりました。

6 ツヴィーベルローストブラーテン、フライドポテトとキュウリのピクルス添え

ビーフロインのオニオン焼きは、多くの国々でよく知られた人気料理です。しかし、伝統的なウィーンのサーロイン料理は独特なものです。付け合わせは、フライドポテトかヌードルです。

7 シンケンフレッケルン

ハム入りパスタのこと。1930年代の有名なウィーンの歌のテーマというだけだはなく、ウィーン料理の基本的な料理の一つです。

8 ザッハートルテ

1832年、宰相メッテルニヒは宮廷の厨房にレセプションのための特別なデザートを作るように命じました。しかし、シェフが病欠のため、16歳の見習いフランツ・ザッハー(1816-1907)が代わりに大役を務めることとなり、見事その責務を果たし、ザッハートルテが生まれました。

9 カイザーシュマレン

カイザーシュマレンには、パンケーキの生地が使われます。ザッハートルテ以後、このスイーツは、ウィーン料理の中で最も有名なものの一つとなりました。皇帝のウィーンのご馳走をご賞味あれ。

10 アプフェルシュトルーデル

ウィーンの主婦の間では、時々、アプフェルシュトルーデルの詰め物にパンくずを混ぜるか否かを議論するくらい人気のあるスイーツです。

関連記事

オーストリア・ニュースレターにご登録ください!

毎月1回無料でオーストリアの観光情報を配信しています。

  • お勧めの観光名所

  • グルメやショッピング

  • オーストリアのテーマやイベント

  • 日本におけるオーストリア関連の情報