グリースノッケルズッペ
- Classics
- Soup
オーストリアの代表的な団子入りコンソメスープのレシピに大事なものは、粗びきセモリナ粉と常温バターです。それがあれば、簡単に上手に調理できます。
作り方
- 調理時間: 60 分
- 4 人分
バターを室温に戻してからボウルに入れて、クリーム状になるまで強く攪拌する。塩とナツメグ少々で味を調える。
卵を加えて、しっかりとかき混ぜる。これにセモリナ粉を振り入れ、表面がなめらかになるまでよく混ぜる。ラップを掛けて、15分~20分ねかせる。
大さじ2本を使い、作業の間中、頻繁にスプーンを熱湯に浸けながら、生地をスプーンで団子の形に成形する。好みにより、出来上がった団子を軽くオイルを塗った板、または皿の上に並べ、そのまま短時間ねかせる (これにより、団子がさらに膨らむ)。
大鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したら団子をそっと入れ、再び沸騰したら火を弱め、弱火で優しく10分~15分煮る (注意:グラグラ沸騰させず、必ず弱火で煮ること!)。その間、団子を時々静かにひっくり返す。
セモリナ団子を丁寧に湯から取り出し、用意しておいた熱いコンソメスープに入れる。刻んだアサツキかパセリを散らす。
セモリナ団子は、ビーフコンソメスープの中で煮てもよいが、その場合スープが少し濁る。スープに入れた団子は、あまり長い時間そのままにしない。入れたままにすると、団子がスープを吸い込み、やわらかくなってしまうので注意。
材料
オーストリアの団子(ノッケル)とイタリアのニョッキとの類似点は、イタリア好みのオーストリア人の食通にとっては、見てすぐに分かるものです。どちらの国でも、この団子状の美味しいものに、スパイシーなひねりを与えています。これらのセモリナ粉で作った団子、「グリース・ニョッキ」だけが、ブレンナー峠の向こう側では、探してもなかなか見つからない珍しい食べ物であるのに対し、オーストリアのスープの世界では、よく見かける食材です。