リンツァートルテ

  • Classics
  • Sweet
  • Dessert
レシピ制作: レナーテ・ワーグナー

リンツァートルテの原型は「リンツァー・マッセ」と言われるものです。これは世界に存在するトルテのレシピの中でも最も古いものだと証明されています。このレシピで作れば、オリジナルのリンツァートルテのように美味しく作れます。

作り方

  • 調理時間: 60 分
  • 8 人分
手順 1

準備

作業台の上に小麦粉を山盛りに置く。バターを角切りにし、小麦粉の中に指の間で揉み込んで軽いパン粉状にする。それに、シナモン、すりつぶしたクローブ一つまみ、塩少々と、レモンの皮、またはレモン汁で味を付ける。すばやく、なめらかなショート・ペーストリーを作り、ボールの形に丸めてラップで包み、約30分涼しい場所に寝かせる。

手順 2

オーブンを180℃に予熱し、適当なサイズのスプリングフォームデコレーションケーキ型にバターを塗っておく。  生地の半分強を指の腹で型に押し付ける。 残りの生地は、格子用の小さなロールと縁用の太いロールに分ける。お好みでウエハースで土台を覆い(省略可)、滑らかにかき混ぜたジャムを塗る。

縁取り用に太めに作っておいた生地のロールを焼き型に入れ、優しく押し付ける。細めのロールを使って、格子模様を作る。好みで、アーモンドフレークを振りかける。 

手順 3

生地の半分ちょっとの量を、拳を使って焼き型の底に押し込む。残りの生地で何本かのロール状の形を作る(格子模様を作るため)、1本太めのロールも作る(縁取り用)。好みにより、ペーストリーのベース部分をウェハースでカバーし、縁取りのために全周1センチ分だけ残して、かき混ぜてなめらかにしたレッドカラント・ジャムを塗る。 

手順 4

縁取り用に太めに作っておいた生地のロールを焼き型に入れ、優しく押し付ける。細めのロールを使って、格子模様を作る。好みで、アーモンドフレークを振りかける。 

手順 5

他のレシピでは、リンツァートルテはもう少しやわらかい生地を使って、それを絞り袋に入れて、焼き型に格子模様に絞り出して作る方法を薦めています。

手順 6

他のレシピでは、リンツァートルテはもう少しやわらかい生地を使って、それを絞り袋に入れて、焼き型に格子模様に絞り出して作る方法を薦めています。

材料
リンツァートルテ
ご存知でしたか?

由来:
リンツァートルテの起源について真剣に調査している人は、直ぐに、エジプト、ヴェローナ、アメリカのウィスコンシン州のミルウォーキーを旅しなければならない事を知ることになります。少なくとも、彼らの頭の中で、そう考えるようになります。タルトのレシピで世界最古の記録として残っているものは、ヴェローナの伯爵夫人によって書かれたもので、今日オーストリアのシュタイヤマルク州アドモントの修道院の図書館にあるものです。このレシピは、アメリカでも19世紀中期に人気がありました。1822年にリンツに移り住んだケーキ職人がこのレシピを使い、偉大なリンツァートルテのベースとなった「リンツァー・マッセ」を創り上げました。今日、リンツァートルテは、オーバーエステライヒ州の首都を代表する料理のシンボルとなっています。

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